メロディが浮かばない時は鼻歌から始める
メロディが浮かばない時は、鍵盤の前で固まるより、まず口に出してみます。歌えるものは打ち込めます。
この記事の結論
音程が不安定でも構いません。最初に必要なのは正確な音名ではなく、上がる、下がる、伸ばす、繰り返すという形です。
- コード進行を鳴らす
- 口で短く歌う
- スマホで録る
- コードを鳴らしながら鼻歌を録り、形をMIDIへ移す
この記事で解決すること
この記事では、鍵盤で正解を探す前に、口から出たメロディの形を使います。
- メロディだけが作れない
- 鍵盤で音を探すと固まる
- 鼻歌をMIDIにする方法が分からない
- コードに合うメロディを作りたい
まず確認する順番
音名を当てるより先に、上がる、下がる、伸ばす、繰り返すという動きを残します。
- コード進行を鳴らす
- 口で短く歌う
- スマホで録る
- 上がる下がるを確認する
- MIDIで近い音を探す
- 同じフレーズを繰り返す
- 最後だけ変える
確認の流れ
- 01鼻歌
- 02録音
- 03MIDI化
メロディは鍵盤より先に口から出す
メロディが浮かばない人ほど、鍵盤の前で正しい音を探そうとします。しかし鍵盤で音を探す作業と、歌いたい形を作る作業は別です。まず口で出してみると、頭の中の曖昧なイメージが外に出ます。
鼻歌は、作曲の下書きです。音程が少し外れていても、リズムや抑揚に曲の核が入っています。そこからMIDIへ移して整えれば十分です。
コードを鳴らしながら歌う
メロディだけを単独で考えると、どこへ向かえばよいか分からなくなります。C→Am→Dm→Gのようなコード進行をループし、その上で口ずさみます。
コードが変わる時にメロディを上げたくなるのか、同じ音で粘りたくなるのか、自然に感じる方向を使います。理論で決める前に、耳と声で反応を取ります。
スマホ録音を使う
鼻歌はすぐ忘れます。良いと思ったら、完成度が低くてもスマホで録音します。後から聞き返して、使えるリズム、使える語尾、使える繰り返しを拾います。
録音した鼻歌をそのまま完璧なメロディにする必要はありません。1小節だけ良い、語尾だけ良い、リズムだけ良い、という拾い方で十分です。
MIDIへ移す時の考え方
鼻歌をMIDIへ移す時は、最初から正確な音程を当てようとしすぎないことです。まずリズムを置き、次に大まかな上下を合わせます。最後にコードに合う音へ整えます。
音がぶつかっても、それは失敗ではありません。違和感のある音を近くの音へ動かすことで、コードに合うメロディが見つかります。
耳に残る形は繰り返しで作る
良いメロディは、完全に新しい音が続くものではありません。短いフレーズを繰り返し、最後だけ変えることで耳に残ります。
たとえば2小節のフレーズを作り、次の2小節で似た形を繰り返し、最後だけ上げる。これだけでサビらしさが出ることがあります。
メロディを曲へ育てる
メロディができたら、ドラムやベース、コードの動きと合わせて聞きます。単体で良いメロディでも、曲の中で強すぎたり弱すぎたりすることがあります。
制作工程で見ると、メロディは単独の飾りではなく、曲全体を導く線です。鼻歌から始め、コードに乗せ、展開の中で育てます。
状態別の見方
同じ悩みに見えても、見る場所が違うことがあります。今の状態に近い行から確認してください。
| 今起きていること | 見る場所 | 次にやること |
|---|---|---|
| メロディだけが作れない | 鍵盤ではなく声から始める | コードを鳴らして短く歌う |
| 鍵盤で音を探すと固まる | 正確な音名より上下の形を見る | まずリズムと輪郭だけを置く |
| 鼻歌をMIDIにする方法が分からない | 録音を聞いて使える部分を拾う | 近い音を置いてから整える |
| コードに合うメロディを作りたい | コードが変わる場所を意識する | 違和感のある音を近くへ動かす |
15分で確認すること
最初は範囲を広げすぎず、下の項目だけを順番に見ます。
- コード進行を鳴らす
- 口で短く歌う
- スマホで録る
- 上がる下がるを確認する
15分では、コードを鳴らしながら鼻歌を録るところまでで十分です。消える前に残します。
30分かけて見る場合
15分で解決しない場合だけ、少し広い範囲を確認します。
- MIDIで近い音を探す
- 同じフレーズを繰り返す
- 最後だけ変える
30分見る場合は、録った鼻歌から2小節を選び、MIDIで近い音に移して整えます。
次の制作作業へつなげる
鼻歌は完成メロディではなく、曲の核を外に出す下書きです。
メロディは、最初から正確である必要はありません。リズム、上がり下がり、繰り返しの形があれば、あとからコードに合わせて整えられます。
鼻歌をMIDIへ移したら、ドラムやコードと合わせて聞きます。単体で良いかではなく、曲の中で歌いたくなるかを判断します。
実践ワーク
読んだあとにやること
- コード進行を4小節ループする
- スマホで鼻歌を録る
- 使える2小節だけ選ぶ
- MIDIで近い音に置き換える
音程が多少ずれていても捨てません。使えるリズムや語尾だけ拾えば、メロディの種になります。
よくある失敗
知識不足より、確認する順番を飛ばして問題が大きくなることがあります。
- 鍵盤で正解を探し続けて口に出さない
- 音程が不安定だから使えないと思う
- 録音せずに忘れる
- 全部違うフレーズにして耳に残らない
次に読む記事
メロディの種ができたら、コード、ドラム、完成工程の記事へつなげます。
プロはどうやって1曲を作るのか
古賀稔宏の「1曲完成までの制作工程マップ」では、音出しからコード、ドラム、メロディ、アレンジ、フルコーラス完成までの流れをまとめています。
