DTMソフトおすすめ 初心者向けの選び方
DTMソフトは種類が多く、最初に迷いやすい場所です。大事なのは、最高のソフトを探し続けることではなく、自分の環境で音が出て、録音でき、曲を書き出せる状態を作ることです。
DTM初心者が1曲を完成させるための制作ノート
音が出ない、コードが続かない、ドラムがチープになる、メロディが浮かばない。検索でたどり着いた1つの問題から、1曲が形になる流れへ少しずつ潜っていくための制作ノートです。

作曲・編曲家 古賀 稔宏
「それいけ!アンパンマン」劇場版関連楽曲、Do As Infinity関連楽曲、アニメ楽曲、滝沢歌舞伎BGMなどの制作・演奏に携わる著者が、DTM初心者の停止ポイントを制作工程に沿って整理しています。
前のページに続くDTM制作ノートです。作曲、アレンジ、ミックス、機材、トラブル対応の記事を並べています。
DTMソフトは種類が多く、最初に迷いやすい場所です。大事なのは、最高のソフトを探し続けることではなく、自分の環境で音が出て、録音でき、曲を書き出せる状態を作ることです。
DTMを始める時、最初から機材を全部そろえる必要はありません。まず必要なのは、音が出るパソコン、DAW、聞く環境です。録音や演奏を広げる段階で、機材を足していきます。
ボカロ曲は、歌声ソフトだけを買っても完成しません。メロディ、歌詞、伴奏、調声、ミックス、書き出しまでがつながって初めて1曲になります。最初は全体の順番を小さく見ます。
ボーカルミックスは、プラグインをたくさん挿す作業ではありません。まず録音素材を整え、音量を決め、不要な帯域を整理し、必要なところだけ圧縮と空間処理を加えます。
オーディオインターフェイスは便利ですが、DTM開始日に必ず必要とは限りません。歌、ギター、マイク録音をするなら優先度は上がります。打ち込みだけなら、まずパソコンとDAWで始められます。
DTM用パソコンは、最高スペックである必要はありません。ただし、音源やプラグインを使うほど負荷は増えます。最初は、止まりにくい基準を押さえて選びます。
MIDIキーボードは、音を出す楽器ではなく入力装置です。鍵盤が弾けなくても、コードやメロディを直感的に入れたい人には役立ちます。マウス入力だけで始めることもできます。
Cubaseは多機能なDAWなので、初心者には難しく見えます。一方で、情報量が多く、作曲、録音、ミックスまで長く使えるDAWでもあります。最初に全部覚えようとしないことが大切です。
DTMはお金をかけようと思えばいくらでもかかります。予算5万円なら、最初から全部を買うより、音が出る環境と録音の必要性を分けて優先順位を決めます。